2025年3月分の工作機械受注額速報
- Frontier Valuation
- 25 分前
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一般社団法人日本工作機械工業会が、2025年4月9日に、2025年3月分の工作機械受注額速報を発表した。

2025年3月の受注速報によると、受注総額は151,104百万円で、前月比127.8%、対前年同月比では111.4%となり、3か月連続で前年同月比を上回った。月間受注額1,000億円の目安も継続して超えている。
地域別では、内需は49,266百万円(前月比145.9%)で、外需は101,838百万円(前月比120.6%)となった。対前年同月比では、内需が100.0%、外需が117.9%となっている。
また、2025年の累計では、受注総額は385,448百万円で前年同期比106.8%、内需は115,029百万円(前年同期比102.3%)、外需は270,419百万円(前年同期比108.9%)となった。
さらに、2024年度(4月~翌年3月)の受注総額は1,509,739百万円で前年度比103.9%、内需は444,164百万円(前年比97.1%)、外需は1,065,575百万円(前年比107.0%)となっている。
2025年2月分の受注確報は3月4日に公表されている。 航空機向けが前年比267%など輸送用機器が好調、金型は前年比約66%、建設機械向けは同約67%と引き続き大きく落ち込んだままである。地域別では1月同様アジア向けが堅調で。北米がやや持ち直し、引き続き欧州は一部を除き厳しい状況が続いている。中国向けは前年比119.8%、インド向けは対前年比104.4%でほぼ倍増だった。 アメリカのトランプ関税駆け込み需要が出ているとされているが、国内向けの需要も伸びており受注確報の数字が待たれる。一方で、工作機械に高関税を課した場合、米国の製造業は壊滅的な打撃を受けるため影響は少ないであろうと見る向きもあるようだ。
4月以降はトランプ関税の影響が大きく出ると考えられるため、来月の動向も注視したいところである。
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【出典】
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