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執筆者の写真Frontier Valuation

2024年12月分の工作機械受注額速報

一般社団法人日本工作機械工業会が、2025年1月10日に、2024年12月分の工作機械受注額速報を発表した。

2023年3月~2024年12月工作機械受注額の推移
2023年3月~2024年12月工作機械受注額の推移

 2024年12月の受注速報によると、受注総額は141,259百万円で、前月比118.4%、対前年同月比では111.2%となり、2か月連続で前年同月比を上回った。月間受注額1,000億円の目安は引き続き上回っている。

 地域別では、内需は39,920百万円(前月比116.3%)で、外需は101,339百万円(前月比119.2%)となった。対前年同月比では、内需が104.4%、外需が114.1%である。

また、2024年累計では、受注総額は1,483,274百万円で前年同期比99.8%、内需は441,535百万円(前年同期比92.6%)、外需は1,041,739百万円(前年同期比103.2%)となった。

      

 2024年11月分の受注確報は昨年12月27日に公表されている。  11月は建設機械向けと鉄鋼、非鉄金属向けが好調だった。一方で金型は前年比61.4%、自動車部品向けは同56.2%だった。地域別ではアジア向けが堅調で。引き続き北米、中南米、欧州は厳しい状況が続いている。中国向けは前年比133%だった。  引き続き下降要素が強いと思われる。  日本工作機械工業会は2025年の工作機械受注総額を1兆6000億円と予想しており、2024年の累計(速報値)と比べると1,000億円を超える増加を見込んでいる。全体的に横這いムードが漂い、政治リスクも小さくないため、特に下期の経済については予想がしづらいという見方もある。今後も引き続きウオッチを続けていきたい。


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