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【工作機械受注速報に関する記事】
日本工作機械工業会が、2024年10月9日に2024年9月分の工作機械受注額速報を発表した。
2024年9月の受注速報によると、受注総額は125,297百万円で、前月比113.1%、対前年同月比では93.5%となり、前年同月比では先月に続いて減少となった。好不況の目安となる月間受注額1,000億円の水準は引き続き上回っている。 地域別では、内需は41,875百万円（前月比130.1%）で、外需は83,422百万円（前月比106.2%）となっている。対前年同月比では内需が93.0%、外需が93.8%でいずれも減少となった。
また、2024年累計は、受注総額が1,100,075百万円で前年同期比97.2%、内需は334,192百万円（前年同期比89.8%）、外需は765,883百万円（前年同期比100.9%）である。
2024年8月分の受注確報は9月29日に公表されている。 今月は輸送用機械向けが好調だった。地域別では東アジア向けが堅調で、中国向けは対前年比50％増となった。一方で北米、中南米、欧州は軒並み低調であった。歴史的円安と言われた為替相場も一服したためか、やや足踏みがみられる状況である。また、中国と欧州の間で貿易摩擦が激しくなっており、今後の動向が気がかりである。
引き続き全体的には回復期とみられるが今一つ力強さに欠け、一進一退の展開である。
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