日本工作機械工業会が、2024年9月10日に2024年8月分の工作機械受注額速報を発表した。
2024年8月の受注速報によると、受注総額は110,771百万円で、前月比89.4%、対前年同月比では96.5%となり、前年同月比では減少に転じた。好不況の目安となる月間受注額1,000億円の水準は引き続き上回っているものの、為替の影響も考えられる。 地域別では、内需は32,194百万円（前月比90.2%）で、外需は78,577百万円（前月比89.1%）となっている。対前年同月比では内需が90.1%、外需が99.4%でいずれも減少となった。
また、2024年累計では、受注総額は974,779百万円で前年同期比97.7%、内需は292,319百万円（前年同期比89.3%）、外需は682,460百万円（前年同期比101.8%）である。
2024年7月分の受注確報は8月29日に公表されている。 今月は電気機械向けが好調で航空機向けも引き続き強含みである。外需の国別では前年比が中国で66％など東アジア向けのほかベトナム、インド向けで大きく伸びた。
全体的には回復期とみられるが今一つ力強さに欠ける展開である。
【工作機械受注速報に関する記事】
【出典】
Comments