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【工作機械受注速報に関する記事】
受注総額の速報値は117,262百万円で前月比86.4%、対前年比では88.4%で15ヶ月連続で前年同月比の実績を下回った。好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は38か月連続で上回っているが昨今の円安基調を考えると実質的には好況と言えるかは微妙である。前年比のマイナス幅は今年に入って3月までは縮小傾向がであったが、やや悪化した。例年4月は3月に比べ受注額が減少する傾向があるが、対前年比でも悪化しており、依然として厳しい。
地域別では内需は36,328百万円(前月比73.8%)で、外需は80,934万円(前月比93.7%)であった。対前年同月比では内需が87.1%、外需が89.0%である。
2024年3月分の受注確報は4月25日に公表されている。 鉄鋼・非鉄金属を中心に金属製品、一般機械以外は対前年比増であった。但し、設備投資動向を反映すると言われる金型向けが対前年比42.1%となっている。外需はフィリピン、ベトナム、インド向けが対前年比で大きく伸びている。メキシコや中南米向けも好調だった。東アジア向けは台湾向けが増加したが、中国は以前前年比約15%のマイナスである。
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