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【工作機械受注速報に関する記事】
日本工作機械工業会が、8月9日に2023年7月分の工作機械受注額速報を発表した。

受注総額の速報値は114,251百万円で前月比93.6%、対前年比では80.2%で7ヶ月連続で前年同月比の実績を下回った。好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は29か月連続で上回っている。 地域別では内需は39,265百万円(前月比96.1%)で、外需は74,986万円(前月比92.4%)であった。対前年同月比では内需が75.6、外需が82.9%。 いずれも前年比で20%前後の減少で依然下げ幅が大きく下げ止まりの気配は見えていない。
2023年6月分の受注確報は7月27日に公表されている。 内需の産業別では業種別では、金属製品、一般機械のうち金型、精密機械が前年比大幅増になった。外需はアジアやEU諸国が堅調、北米、中南米、前年同月比増だったが、割合の大きい中国向けは約マイナス20%と先月同様依然振るわなかった。 好調の原動力だったIT関連は復調の糸口が見えない。但し需要は底堅いものがあり、不況と考えられる水準にまでは落ち込んではいない。世界的にも製造業の停滞が広がっており、本格的な回復はまだ先になりそうである。
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