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【工作機械受注速報に関する記事】
日本工作機械工業会が、7月11日に2023年6月分の工作機械受注速報を発表した。
受注総額の速報値は121,158百万円で前月比101.4 %、対前年比では 78.3%で6ヶ月連続で前年同月比の実績を下回った。好不況の判断の目安とされる月間受注額1,000億円は28か月連続で上回っている。 地域別では内需は41,096百万円(前月比108.7%)で、外需は80,062万円(前月比98%)であった。対前年同月比では内需が70.1%、外需が83.3%となっている。 いずれも前年比で20~30%の減少で下げ幅が大きい。下落の幅は前月並みで下げ止まりにはなっていない状況である。
2023年5月分の受注確報は6月27日に公表されている。
内需の産業別では業種別では、建設機械と航空機向けが大幅増となっているが他は前月同様対前年比でマイナス20~50%ととなっている業種が多い。外需はインドやアメリカを除く北米、中南米、豪州は前年同月比増だったが、割合の大きい中国向けは約マイナス30%と依然振るわない。
弱含みながらも受注額としては好調な水準である。業界関係者の間では底打ちを期待する声も多いが、牽引役となるような産業が見当たらず、先行きの予測が難しい状況にある。
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