動産評価フロンティアLLPのコラムをご覧頂いてきた方ならお馴染みであろう「やぐら鶴」が今年も開催された。
結果から言うと今年も残念なことになった。
(写真)見るも無惨な"残骸"に
ただ、このワークショップは勝負が大きな問題ではなく、チームビルディングを行う上での「気づき」を得ることがいちばんの目的であると考えておいたほうがいい。
詳しい中身は「ネタバレ」になってしまうので割愛するが、"ルールに対する認識"が今回のいちばんの課題であった。
世の中にはいろいろなルールがあるものの絶対的なものではなく解釈に幅があったり、ルール自体がある日突然変わったりもする。今回は前回までのルールを知っているプレイヤーが突然変わったルールの解釈を誤ったところが大きかった。
また、ルール変更によって「やらなければならなくなったこと」に薄々気づいていたのにチームのメンバーが何故か行動に移さなかったという問題点も明らかになった。
いわゆる"認知バイアス"の罠にはまってしまったのだ。
「自ら動くこと」や「声に出して言う」ことが最大の解決方法だとは思うのだが、"認知バイアス"の罠にはまっているときに自分の置かれた状況に気づく「ハイヤーセルフ」の視点を持つのは考えるほど楽ではない。
分かった課題をどう現実に活かすのか。そこが次なる課題である。
(写真)得られた教訓を参加メンバー全員で持ち寄って議論する「振り返り」のメモ
2018年10月24日
米国鑑定士協会認定資産評価士(機械・設備) 松浦 英泰
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