船が絡んだニュースで「パナマ船籍」とか「リベリア船籍」というフレーズを良く耳にするがそのカラクリがこちらで紹介されている。
「パナマ船籍」なぜ多い 船籍をあえて外国へ 世界をまたにかける外航海運業の戦略とは(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース
船籍というのは車のナンバープレートに相当するもので、これがないと航行できないことから、強制執行の実務ではまず船籍を剥奪するそうである。そのくらい重要なものである。
日本の会社が所有船の船籍を海外に置く理由として、「人件費をはじめとするコストの抑制」「為替リスクの軽減」が挙げられている。
この記事では船員の人件費について解説されているが、船の整備などの規制も絡むのか興味深いところである。
外航海運に対する課税の特例である『トン数標準税制』により、今後は日本籍船、日本人船員の増加が見込まれるとのことであるが、陸運でもトラックドライバーの確保が難しくなっている中長期間拘束される外航船の船員の確保が可能なのかも興味深いところである。
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